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緑れん石のクラスタ標本です。カラーは独特の地味な暗緑色ですが、比較的太めの柱状結晶が群晶しているさまは、魅力的に観えます。個人的に言って、なんとなくどことなく、好感を抱かせる鉱物です。控えめな主張はまるで奥ゆかしい女性のよう(←おい)。ペルー産のこのタイプの標本をイーベイで見かけて以来、チャンスがあれば欲しいなと思い続けていました。鉱物標本をコレクションするうえで、この「思い続ける」という簡単に思える行為が案外重要です。頭のなかに欲しい標本があると、たいてい、アンテナにひっかかるんですよ。見つかるんですよ。このことは世界七不思議の一つです(うそ)。冗談はさておき、産地名が変わっていますね。大御所のmindatに記述があるので、由緒正しい表記のようです。緑れん石の「れん」は漢字で「簾」と書きます。コレは「すだれ」とも読めますが、何かご存知ですか? 名前の由来は、結晶の様子が「すだれ」みたいだからだとか。この標本は全然スダレチックじゃありませんね(笑)。
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