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ペンタゴン石はカバンシ石(3番)と産地が同じで、見た目も(カラーも)なんとなく似ています。しかしながら、よく観ると、結晶が長く伸びている点が異なっているように思います。後者の場合、このようになっているのはあまり見たことがありません。ともなっている無色の細かい結晶は、輝沸石(きふっせき)と思われます。透明度の高い結晶なので、このような拡大画像にすると、キレイですね。この色味は、コレクターを虜にする魔力を秘めています。とはいえ、実はこの標本は、参考品でいいからという邪念により、入手に至ったシロモノです(汗)。たしか、ロットのなかで一番廉価のだったと思いますが、なかなかどうして、特徴がよくわかって、自分的には満足しております。最近(2020年現在)市場で目にする結晶は、感じが違うふうに見えますが、この標本はおそらく初期に出回ったモノだと思います。幅約4センチのプラケースに収まる、母岩付きの小品です。
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