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最近(2020年現在)、市場でよく見かける、中国産のクリード石です。拡大画像にしてみました。やや濃いめに写っていますが、アメリカ産やメキシコ産、カザフスタン産とは異なる色味をしています。ピンク色に近い、暖色系の紫色といったところでしょうか。母岩の空隙に、照りのある透明結晶が群晶していて、好ましい印象を受ける標本です。実は、にぎやかしに(?)嫁がせようと思ったのですが、よく考えてみるに、なんの脈絡もない、ただ新産というだけのシロモノを欲しい人はいないに違いないと結論づけ、結局、箱入り娘にしてしまいました(汗)。コレは、出していても、なにかあると、とたんにひっこめるっていう、コレクター兼ディーラーのよくあるパティーンなので、長期在庫はありえないので、お早めにお求めくださいませ(笑)。冗談はさておき、私は新しモノ好きではありませんが、例によって、この標本は心に響くものがあります。いくら嫁がせようと思っても、自分が欲しいと思わない標本は、誰も欲しくならないだろうと思っています。どうやら、この考え方は、正しくもあり、間違いでもあるようですが...。
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